ミャンマー到着

待ちに待ったミャンマーに到着しました。ヤンゴンの空港は新ターミナルになっていて、広く清潔感がありました。

ヤンゴン空港1

公用旅券

青年海外協力隊、シニアボランティアも海外赴任時のパスポートは公用旅券になります。ボランティアとはいえ、国の代表であり公人という位置づけです。このようにプレッシャーをかけられる公用旅券ですが、いくつか良いことがあります。
1つは入国審査時に長蛇の列に並ばなくてもDiplomat用の審査ゲートがありほとんど並ばずに審査を受けられる点です。
他のメリットは実感した際に報告します。

diproma

空港から渋滞の市内に

空港には調整員の方が大型のバンを用意して待ってくれていましたが、市内から空港まで渋滞がなければ30分弱のルートを2時間かけて来てくださったそうです。戻りも時間が読めないので、トイレは必須で車に乗り込みました。
首を長くして待ったヤンゴンですが、地に足が付かないままですが何とか到着することができました。

渋滞1
渋滞の洗礼

シェダゴンバゴダ
渋滞のおかげでシェダゴンバゴダをじっくり見ました

 

シニアボランティアとしてチェックイン

JICAの移動は協力隊を含め、昔はかなり良かったようです。ビジネスクラスとまで言わなくても、普通航空運賃(割引が当然になった現在では存在自体知らない人もいるかも)だったので、預け入れの手荷物重量も50kgまでOKや、ビジネスクラスへのアップグレードも何げに多かったようです。
しかし、事業仕分けあたりから大幅なコストカットがはかられました。1国民からすると当然のコストカットかもしれませんが、いざ行く本人になると、これが意外に厳しい。
ビジネスクラスへのアップグレードやラウンジ使用ができないのは、当然いいんですが、預け入れ手荷物重量が30kg(航空会社によっては23kg)は引っ越しも兼ねた移動をする者にとっては厳しい重量です。
結果、スーツケースと段ボール1個で30kgギリギリ+7kgの機内持ち込み手荷物になりました。

 

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実は7kgの持ち込みも、カバン自体が重かったり、PCがあったりするとほとんど何も持ち込めないので、内緒ですが、服は2重に着て、最後に着たカッパのポケットに2,3kgの電池や軽いPC関連の機器を詰め込んで、着ぶくれ以上の状態でチェックインしました。結局重めの本などの荷物はEMSで送った方が苦労vs重量がかなり低いことが分かりました。

タイ航空エコノミークラス

最近の海外旅行はもっぱらLCCのため、チェックインの行列、機内の空腹、のどの渇きそして退屈に耐える旅行に慣れていましたが、タイ航空は一流キャリアと言うこともあり、チェックインも行列は短く、機内も何不自由することなく、バンコクまでの6時間半を過ごすことができました。  モニター

モニターも今はタッチパネルで使いやすかったです

機内食機内食 LCCは別料金ですが、エアアジアでこれだけそろえると15ドルはくだらないですね。

機内食1軽食も美味。どうせならタイカレーが良かったんですがピザ一切れでした。

機内食2なんとバンコクヤンゴン間の1時間10分のフライトでもポテトチキンサラダが出ました。

※トイレの数も違うんですね

トイレ

羽田空港国際線ラウンジの救いの神

雇用保険受給期間延長

シニアボランティアでミャンマーに行くため、会社を退職したわけですが、一応帰国後のリスクヘッジも考えないといけません。
その1つに雇用保険がありますが、シニアボランティアや青年海外協力隊の任期は2年間なので、通常の雇用保険の制度は退職後1年以内での失業手当の支給になるため、帰国後手当を受給することができません。
そこで、そのような人のために受給期間延長制度が用意されています。
こちらを申請すると最大3年間失業手当の受給開始を延長できます。(受給期間は通常と変わりません)
また、この制度は海外赴任者向けだけのものではなく、病気の方も適用されます。

申請のためには離職票-1、離職票-2は通常と同じですが、受給期間延長申請書と当該理由が発生したことが分かるエビデンスが必要になります。シニアボランティアですと、JICAが発行する派遣証明書と出国したことが分かるよう、パスポートの出国スタンプになります。

実はパスポートの出国スタンプを如何に送るかと言うのが意外に難しいのです。ミャンマーのような途上国ですと、郵便に不安を感じますので、何とか空港から送りたいのですが、出国手続き後は郵便物を送ることができないのです。ただ、はがきだけは
はがきお預かりサービスたるものがあるようです。
しかし、パスポートのコピーははがきにはならないので、郵送できないことになります。
そこで、分かったのが、まさに救いの神でした。

羽田空港国際線ラウンジ

羽田空港国際線のクレジットカード向けラウンジは出国手続き後にあります。ラウンジは当然コーヒーやソフトドリンクでくつろげる場所ですがビジネス向けにコピー機が用意されています。案内にはFAXもあるはずでしたが、ありませんでした。それは郵便と同じ事情で撤去されたのかもしれません。

コピー機
FAXがあれば郵送の不安は解消されたはずなのに、がっかりしていたところ、コピー機のメニューにスキャン(USBメモリ保存)と言うのがありました、これを利用できれば、妻に添付ファイルを送れば、自宅から郵送することが可能になります。
しかし、持参していたUSBが認識されず、それもあきらめ、カウンターのお姉さんに、「あのコピー機FAXできないんですよね?USBも認識しないしー」と愚痴をこぼしに行ったら、「USBお貸ししましょうか」とセキュリティ的にあり得ない回答がありましたが、迷わず「お願いします」と返答し貸出専用のUSBメモリーで念願のスキャン+妻へのメール送信が完了しました。

貸出用USB

ペーパレス時代のまさに救いの紙

JICAボランティア平成27年度3次隊 最終出発 ミャンマー

2016年1月28日 JICAボランティアの最終出発のミャンマー組がいよいよ出発となった。実はミャンマーのビザが他国に比べ1か月近く取得に時間がかかるということで、協力隊のだいたいの出発は1月上旬でしたが、ミャンマー派遣は1月末予定でした。航空券手配など問題なく進んでいましたが、そのビザも前述に全員分の取得が完了するという、綱渡り派遣でした。