ワルシャワでは3泊4日し、その後この旅も終わる。30年前は楽しめなかったワルシャワの旧市街を存分に楽しむことにした。
バルバカン
まずはバルバカン。旧市街の歴史地区を囲むように建てられた城壁だ。行ったことはないが、建物はお隣リトアニアのトラカイ城(ドラクエ城)に似ている。以前来た時は、もうちょっとレンガが崩れているような記憶があるが、今回は綺麗に復元されていた。レンガ造りの建築物は復元されていない方が味があって良い気がする。ただ、城壁に沿って歩くと歴史地区の外にはあるが、カラフルな住宅がかわいくてお伽の国のような街が広がっている街も望める。
マクドナルド
マクドナルドは日本ではコーヒーを飲む程度の場所であるが、海外のマクドナルドはなんか好きだ。おしゃれだし、メニューと値段を考えなくていいのも楽でいい。ワルシャワのマクドもおしゃれな感じ。パネルで注文できるし、月曜日はワルシャワ大学が近いからか、コーヒー(カフェラテも)が60円ぐらいで飲めるのも良いし、バンズも美味しい。
夜の旧市街
旧市街の歴史地区はやっぱり夜の雰囲気が最高に良い。11月だったのでちょっと寒かったけど、そのひんやり感がより良きヨーロッパの雰囲気を感じさせてくれる。
楽器を演奏している人も多いので、哀愁漂うワルシャワを感じながらカフェでビールを飲むのも良かった。
チェコのビアホール
夕食を食べようと街を散策していたら、チェコビールウルケルのビアホールが目に入り、チェコビールファンの僕はポーランド料理を食べたいという気持ちも忘れてしまい、入ってしまった。
店内は、18時半ごろなのに、ほぼ満席で、予約をしていないと入れない雰囲気。1人の僕は、一番雰囲気の良くない廊下の街相席のような席に案内された。まあ、予約してなかったししょうがないとも思ったけど、店員さんの接客も他のお客さんに対したものと明らかに雑な感じだったし、ちょっと差別されているんじゃないかとすら思ってしまった。ただ、ビールは美味しく、1杯飲んだらすぐにそんな嫌な感じも忘れてしまった。
注文は、お勧めのチキンロースト(サービス品で半額)、ボルシチ水餃子でお腹いっぱいだし、ボルシチも美味しかった。ビールはヴァイツェン、ピルスナーとダークビール(黒くなかったけど)の3種類+食前酒で、値段も安くめちゃ美味しかった。
食べられなかったポーランド料理
歴史地区からバルバカンを少し出たところで、旅行者と思われるおばさんに声をかけられた。「この店は、安くて本当においしいのよ。行ってみて。」って。ガイドブックも持たずに散策しているので、これはありがたい情報。(帰国後たまたま観た世界街歩きって番組でも取り上げられていた。)
ただ、その時間、ベトナム料理を食べた後の2時頃だったので、まずはお茶でもして、旅の最後の食事をとろうと思った。
上の写真はお茶した時のクレープとカフェラテ。確かにリーズナブルで美味しかった。まあ、自分のキャラには合わないけど、たまにはいい。お店の雰囲気も良く、メニューをみる限り、ウサギなどの伝統的なポーランド料理もあり最後の夕食にはもってこい。ただ、その時に予約をすれば良かったと今でも悔やまれる。
最後の夕食はここで食べるつもりで、夕方宿を出たけど、上で述べたチェコのビアホールに入ってしまった。しかも、食べたのはハーフチキンでお腹いっぱい。せめてチェコ料理であれば良かったけど伝統料理でも何でもない。なんとなくアメリカンである。
と言うわけで、ビールは美味しかったけど、アメリカンな最後の夕食になってしまった。
写真は、その夕食では悔しいので、夜食としてあのレストランに行き、餃子スープをあてにビールを飲んだ。この旅で、水餃子を平均すれば、旅行日数回分食べたかもしれず、自分らしい最後の食事だったのかもしれない。
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