あまり食堂に行かなくなったのと、アップするのが遅いのとで、日記じゃない頻度になってしまいましたが、久しぶりにアップします。
今日はカアウバウチーヂョと言う、名前は18世紀のカアウバウン時代の炒めものというものですが、他に意味があるのかも知れません。
味はほぐれたカニの身やさつま揚げのような練り物が入った野菜あんかけ。あっさりして、カニっぽい味もしっかりしてて、お店で最高レベルの味ですが、値段も高く単品でも3500チャットです。
2017/1/16からバスシステムが大幅に変わりました。
こちらをご参照ください。
ヤンゴン市内の移動手段は実質バスかタクシーだけと言っても過言ではないかも知れません。タクシーは他の途上国と違いボッタクルことは少ない気がしますが、メータタクシーはなく都度、行き先を伝えて値段交渉する必要があります。そこで便利なのがバスと言いたいところですが、路線図が整備されているわけでもなく、行き先表示だけでなくバスの番号もミャンマー語ですから乗りこなすのは至難の業だと思っています。
今回はヤンゴンバスの基本情報をまとめますので、バスを使ってみたいという方は参考にしていただければと思います。
ヤンゴンのバスは100種類以上
ヤンゴンのバスは100種類以上あり、基本的には路線毎に番号が振られています。ただ、バスは市が経営しているわけではなく、日本の電鉄バスのように大企業1社が独占しているものではありません。はっきりしたことは分かりませんが、バスの組合のようなものがあり、バス会社(個人事業主レベルもあり)が走らせたい路線の許可をもらう仕組みのようです。なので、大きいバス会社のバスは”比較的”新しく大きいですが、小さい会社だと40年落ちぐらいの日野のバスを未だに使っていたりします。
バスを見分けるためにはどうしても数字の理解が必要です。
数字については、今日のミャンマー語 数字 をご覧ください。
上記の通り、バスは大型から小型まで様々ですが、フロントウィンドウとリアにバスの番号が張っています。ただ、番号が書いてあるシールの色もバスの識別に使うことがありますので、要注意です。前回と同じ番号のバスに乗ったのに違う場所に行ってしまうことが何度かありました。
また、文字は小さいですが主要な行き先も書かれています。止まっている時の車掌さんの客引き用の行き先の叫び声と合わせて確認できるようになれば、苦労しませんが、私もまだまだです。
料金は200チャットですが、近距離(1kmまでぐらい?)だと100チャットのバス会社さんもあります。子供も同じ料金ですが以下のアディバディは半額の100チャットにしてくれます。(今まで3回)
バスに乗ってしばらくすると、もう1人の車掌さんが集金に来ます。いくら混雑しても来ますので、あらかじめ用意してた方が良いです。
バスに乗らない人が、バスはスリが多いとか、犯罪が多いとか言われますが、今のところ危険な目にあったことはありませんし、大きい荷物は座ってる人が持ってくれてたり、子供を膝に座らせてくれたり、どちらかと言うと親切にしてもらうことの方が多いです。車内は古く決して快適とは言えませんが、安心して安く移動できるバスを利用してもらいたいです。ただ、すし詰めになるときは、念のためご注意を!
バス会社で最も大きな会社は、アディパディと言う会社で、比較的バスがきれいで、座席数も多いです。見慣れるとすぐにわかるようになりますから、ルートを覚えると、安心して乗ることができます。種類は色で分かれていてバスの見分け方は
日本の大型バスサイズでフロントの上部にミャンマー語でアディバディအဒီပထီと書いてあり、その両脇と行き先が書かれている中央の帯が、各色(赤、白、青、黄)で塗られているいるので、その色で判断します。
ルートの詳細は書ききれませんが、4本とも環状列車線パラミ駅近くのパラミラン(ランはROAD)に車庫があり、そこからスタートし、カバエパヤーランとパラミランの交差点を北上し、カバエパヤーを通り8マイルまでは同じルートで、8マイルから南北西に分かれます。
青はピィーランを北側に行きますので空港から徒歩25分まで接近したバス停を通りインセンを西側に抜け環状列車線の西側を通り、黄はピィーランを南下しインヤー湖西岸を通り、フレーダンから環状列車線の西側の通りを通って、赤は西に直進し、インセンランを南下しフレーダンを経由しピィーランを通り、ボージョーラン(ボージョーアウンサン市場前)に、向かいます。
白は西に抜け、環状列車線の西側の通りを通って、青と黄色と同じ通りを通りますが、さらに南下し、スーレーパゴダに向かいます。
ダウンタウン(ボージョーアウンサンマーケットやスーレーパゴダ)から車庫に戻るルートは改めて整理しますが、同じルートを反対側にも周っていますので、ダウンタウンから西側、北側に向かう人にもお勧めのバスです。値段は距離に関係なく一律200チャット、比較的バスがきれいですが、次に紹介するYBPCバスが登場してから、どんどん新車を投入しているように思います。
今までのヤンゴンバスと雰囲気も乗り方も全く違うバス会社ができました。YangonBusPublicCompanyで、2016年2月から運行を開始しました。
ダウンタウンのスーレラン スーレーシャングリラやサクラタワーがある南北の通りから、北に向かい、カントージ湖の西岸、動物園を北上、インヤー湖の東岸のカバエパヤーラン(要所はミャンマープラザ、セドナホテル、ミカサホテル、スーパーホテル、カバエパヤー)を通ります。
何が良いかと言うと、番号が分かりやすいです。
インヤー湖や最新のショッピングセンター ミャンマープラザにも本数が多く簡単に行けますが、ミャンマープラザ、セドナホテル、インヤー湖ならYBPCの方が快適です。
バスについては分からないことが多いですが、随時更新していきます。
ミャンマー語には勉強するという意味の単語がいくつかあります。
今回はそれらと合わせ、知識に関わる単語をあげたいと思います。
勉強する(普通):စာလုပ် တယ် サロデ
勉強する(軽く):စာကြည် တယ် (文書を見るレベル) サチ-デ
勉強する(しっかり暗記):စာကျက် တယ် サーチェデ
宿題:အိမ်စာ 家の勉強と言う意味 エインサ
試験:စာမေးပွဲ 勉強をုたずねる集まり(祭り)と言う意味 サミボエ
説明する:ပြောပြ 話して見せるという意味 ピョピャー
教える:သင်ပြော တယ် ティンピューデ
習う:သင်ယူ တယ် ティンニューデ
講習: သင်တန် ティンダン
知る:သိ တယ် ティデ
理解する:နားလည် တယ် ナーレーデ
忘れる:မေ. တယ် メデ
覚える: မှတ်မိ တယ် フメエ ミーデ
考える:စဥ်းစား တယ် スェサーデ
復習:ပြန်လုန်လေ. ピャンロンレ
エクササイズ:ကျင်ခန်း チンカン
ミャンマーの呼称
先日、「おくり人」をテレビでミャンマー語吹き替えでやっていたので観てみましたが、全く言葉が聞き取れず、もどかしい気持ちになりました。昔、広末涼子がデビューした頃は、その時代に合わない新しい顔のタイプに見えて、なんか慣れない感じって思っていましたが、最近素敵に見えるようになってきました。と言う話はおいておいて、聞き取れない中でも、呼称(代名詞)とあいさつだけは何とか聞き取れたので、代名詞とあいさつについてまとめてみます。
この、その、あのがベースで各々 ဒီ အဒီ ဟို でこれらをもとに
ဟာ をつけると、これ、それ、あれになります。
これ(ここ) ဒီဟဘ 略して ဒါ と言います
それ(そこ) အဒီ ဟာ 略して အဒါ と言います
あれ(あそこ) ဟိုဟာ
k 男性 女性
私 ကျွန်တော် (kyando) ကျွန်မ (kyanma)
あなた ခင်ဗျာ (khamya) ရှင် (shin)
彼、彼女 သူး (tu 彼も彼女もですが区別するため彼女をသူးမ tumaとします )
複数にする場合はすべてတို. (do)をつけます。
ちなみに、俺は ငါ ga ですが、映画ではよく耳にしましたが普段はあまり使わないようです。
ミャンマーでは相手をあなたと呼ぶのは失礼に当たるため、日本でいう、おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさんなどの呼称を使うことが一般的です。
おじいさん/おばあさん အဘိုးကြီး (apojyi) / အဘွားကြီး (apwajyi)
おじさん/おばさん ဦးလေး (uire) / ဒေါ်လေး (dore)
おにいさん/おねえさん အစ်ကို (atko) / အစ်မ (atma)
ぼく(弟)/お嬢ちゃん ညီလေး (nire) / ညီမလေး (nimare)
お父さん / お母さん အဖေ (ape) / အမေ (ame)
兄弟や身内のおじいさんおばあさんも呼称と同じです。
ミャンマーの数える単位です。
ビールをもう一杯注文したいときにどうしても使いたい言葉です。
もう一杯 နောက် (naut もう)၁ ခွက် (ta 1 kuwet 杯)
瓶のもう一本はချောင် (chau)ではなく、丸いものやかたまりを数えるလုံး(roun)を使います。
နောက် (naut もう) ၁ လုံး(ta 1roun個)ですね。
一応、注文時はပေးပါをつけて丁寧にお願いしましょう。
個:ခု (khu)
個:လုံး(roun) 丸いものやかたまり
人:ယောက် (yaut)
本:ချောင် (chau)
階:ထပ် (hti) / လွှာ (hrowa)
回:ခါ (kha) 度: ကြိမ် (kye ) と言う意味のもありますが、あまり使いません
台:စိး (sui)
匹:ကောင် (kau)
才:နှစ် (hnut)
杯:ခွက် (kwet)
着:ထည် (hti)
皿:ပန်းကန် (bagan)
冊:အုပ် (out)
枚:ချပ် (chi)
ミャンマー語を覚えられない理由の1つに、パー、ピャー、プー、ピョーなどのp行
チャ、チィー、チェ、ミャ、ミョなどのch行、ミャ行などの単語が多く、慣れない点や
タ行の発音が複数あり、各々の単語が多い点があげられると思います。
話す:ပြော(pyo)တယ် 終わる:ပြီး(pyi-)တယ် 走る:ပြေး(pye-)တယ် 答える:ဖြေ(phe-)တယ်
帰る:ပြန်(pyan)တယ် 読む:ဖတ်(phet)တယ် 閉める:ပိတ်(pet)တယ် 開ける:ဖွတ်(pwa)တယ်
見せる:ပြ(pya)တယ် 送る:ပို.(po-)တယ် 教える:ပြောပြ(pyopa)တယ်
軽い:ပေါ.(po)တယ် 暑い:ပူ(pu)တယ် 楽しい:ပျော်(pyot)တယ် 低い:ပု(pu)တယ်
柔らかい:ပျော.(pyo)တယ်
好き:ကြိုက်(kya)တယ် 見る:ကြည.(kyi)တယ် 時間がかかるကြာ(kha) တယ် ごちそうするကျွေး (kywe) တယ် 寒い:ချမ်(cham) တယ် 大きい:ကြီး(kyi-)တယ် 多い:မျာ(myo)တယ် 高い:မြင်.(min)တယ် 速い:မြန်(myan)တယ် 学校:ကျောင်း(kyaun)
kya≒cha ですがミャンマーの人は聞き分けているそうです。
知る:သိ(thi)တယ် 思う:ထင်(htin)တယ် 行く:သွားတယ် 会う:တွေ.တယ် 使う:သုံးတယ် 置く:ထားတယ် 預かる:ထိန်းတယ် 泊まる:တည်းတယ် 座る:ထိုင်တယ် 出る:ထွက်တယ် 小さい:သေးတယ်
勉強する:သင်(thin)တယ် သင်(thin) だけで、習う、教える意味もありますが、区別するためယူ(yu 受ける) ပေး(pe- 与える)をつけることもあります。
習う:သင်ယူ(thinyu)တယ် 教えるသင်ပေး(thinpe-)တယ်
thは英語の舌を歯に挟むのではなく、tの発音の後に喉からhを発音する感じです。
NTTデータミャンマーさんは、ミャンマーで2012年からオフショア開発を行っています。現在200名ぐらいのミャンマー人の社員さんがいて順調なように見えますが、他の日系IT企業と同様、人材確保には試行錯誤しています。その対策の1つとして、IT専門学校を立ち上げ、学校の卒業生から人材を採用する取り組みを行っています。このやり方なら、学生さんにとっても実践教育を受けられる場が増えますし、NTTさんにとっても人材採用で有利なWinWinの関係になれます。
また、人材の育成と採用だけではなく、社員は大きなプロジェクトに携われることと、日本にも行けるチャンスがあることでモチベーションをあげ、離職者を減らす工夫と努力もしています。
NTTデータさんは資金力があるからとも言えるかもしれませんが、成功している企業と言えるのではないでしょうか。
私が所属する情報通信訓練センター(ICTTI)は主に大学のコンピューター系学科卒業生が実践訓練を受けられる施設としてJICAのプロジェクトで設立されました。ここの卒業生は実践教育も受けているため、少しでも即戦力を採用したい企業にはもってこいなのですが、まだまだ卒業生が少なく、一部の企業としか人材採用での連携が取れていないというのが現状です。しかし、こちらの人材にいち早く理解を示してくださったのがNTTデータミャンマーさんです。単に求人票を送って来るだけではなく、採用するかどうかに関わらず、1ターム(半年間)で10名の学生に奨学金を提供してくださっています。年間では20名に1人当たり500000チャット(約5万円)もの額で、試験にパスした学生は学費と住居費の一部を奨学金で賄うことができます。
NTTデータミャンマー社長からの奨学金授与式
もちろん、このような協力をしてくださっていることは学生も理解しているため、優秀な学生は自ずとNTTデータさんへの採用を希望するフローができつつあります。
NTTデータさんは自社の採用のことだけを考えるのではなく、このようなミャンマーの人材育成に協力してくださっています。私はこの様なスカラシップをNTTさんだけではなく、日立さんや富士通さんはもちろん、中小企業にも提供したいただけるよう、優秀な学生を養成し会社を辞めない仕組みづくりも提案していきたいと考えています。
日本のIT企業はミャンマーに進出したくても、政権の不安定さや外国企業への進出の各種優遇策が中国やベトナムに比べて弱いこともあり、まだまだ躊躇しているところも多い様です。ネット環境の悪さと不動産価格(オフィス賃料)の過剰な高さも、阻害要因になっていますが。
もちろん、4年前の民主化スタート以降進出した企業もありますが、その多くの企業の悩みが、人材の確保です。
ミャンマーの最低賃金は1日350円くらいで1か月で1万円にも満たないので、日本企業からすると労働コスト的にも最高によく、ミャンマー人も真面目なので、雇用がうまくいけば、最高のオフショア開発拠点になるのですが、それが思うようにいっていない企業が多いのです。
なぜか?
別に調査も分析もしたわけではないのですが、何社かの社長や責任者に聞いたところ、IT業界では即戦力に人材がいないことと、人材を育成しても簡単にやめてしまうことにあるようです。
ミャンマーの大学でのコンピュータ系学科では、プログラミングにしてもネットワーク構築にしても、ほとんどが教科書での学習だけで、コンピュータを使った実習を行っていないようです。このため、優秀な大卒学生を雇用できても、多くは社内研修が必要になります。せっかく低賃金を目的に進出しても研修まではやれない企業がほとんどですし、研修できたとしてもそこそこのプログラミンがができて、日本語や英語ができると、人材ブローカーに狙われ、目先の高給に惹かれ辞めてしまう社員も多いそうです。
このようなことから、ミャンマーのIT企業は発展途上と言えますが、安定しないこの時代に頑張っている企業には、成功してもらいたいという気持ちでいっぱいです。