今日はミャンマーに来たばかりですが、初のお休みです。とは言っても歓迎会をしてくださるので、あまり街の散策は後回しです。
シニアボランティア歓迎会
今日はシニアボランティアの先輩方に歓迎会をしていただきました。場所はインヤー湖と言うデートスポットにもなっているヤンゴンのオアシス近くにある「スーパーホテル」の1Fのしゃかりきという日本食の居酒屋さんです。
私たち赴任直後の人間にとってはどちらかと言うとミャンマー料理(Myanma-Asaasa)を食べたい気がしますが、今回は全国に散らばった日本を離れてしばらくした方々の新年会も兼ねているので、日本食になったようです。しかし、昨日のつけ麺と言い、昔海外にあったような学食レベルの日本食店はなく、日本と同レベルを提供しているのには恐れ入りました。
前回のセブでも見かけましたが、このスタイル途上国ではやりでしょうか?
スタイルはどうであれミャンマービアはおいしいですよ。
ローカルバス(Basuka-)の旅
しかりきでいい気分で酔っ払いましたが、先輩がバスで帰るとおっしゃいましたので、バス初体験を兼ねてご一緒することにしました。ミャンマーの路線バスは、その多くは日本から払い下げになったような神奈中バスなどを使っていますが、民間経営だそうです。その割には料金は安く、200k(チャット×0.1円)です。
バスはバス停で乗降するそうですが、交差点や渋滞で停まっているときにも乗り降りする人が多いです。我々もホテルの道路上で飛び乗りました。
ダウンタウン
ミャンマーの中心はどこの国にもあるようなあか抜けた雰囲気の通りがある場所がなく、一見すべてがダウンタウンのように見えます。ミャンマーの人に聞くとミャンマーの中心はスーレーパヤーになるそうなので、ダウンタウンはそこから西に2kmほど行った所にあるインドタウン、チャイナタウンになります。
チャイナタウンと言っても中華料理屋が軒を連ねてる雰囲気はなく、ミャンマー地場の食材販売の露店が多く、その一部で中華料理が食べられると言うような街になっています。
コー散歩
JICA事務所登庁
長時間のフライトの疲れを癒す暇もなく、朝一からJICA事務所に伺いました。と言っても滞在中のホテルから徒歩2分の位置にあるため通勤のしんどさはないです。
ヤンゴンのオフィス街の中心に位置する「さくらタワー」
JICA事務所ではミャンマーでの生活情報や赴任中の任務、生活双方のルールの説明、安全対策などのブリーフィングを受けました。安全対策については二本松での訓練期間中にもありましたが、実際にミャンマーで起こった犯罪や病気やケガの話を聞くので、実感がわきますし、子供を呼び寄せて大丈夫なのか・・という強烈な不安も沸き起こりました。とにかく安全第一ですね。
ミャンマーは周辺諸国に比べてかなり治安の良い国と言う印象を受けました。半面、水道、浄水が未整備のため、食中毒はもちろんケガを水で洗っても治りが遅いとか、新たな感染症に感染するなど日本では考えられないレベルです。
ー昨年日本で大問題になったデング熱もこちらでは当たり前ですし、症状も結構強烈でタイや日本への緊急搬送も必要なレベルです。
大使館表敬
公人として赴任するため、日本大使館にも表敬しました。
大使館員と言うとイメージではかなり厳しい人達でしたが、実際は気さくな感じでした。ただ、ご担当分野で日本、ミャンマーともに利益にできることを考えていることが強く伝わってくるほど、任務についての質問は真剣でした。
ミャンマーの日本食
15,6年前旅行でミャンマーに来たときは、日本食屋などほとんどなかったように思いますが、今は中心部に限ってでも何軒あるんだろうと思うほど、日本食屋さんが多いです。日本人が経営(※)している店も当然ありますが、日本に住んでいたミャンマー人が経営している店も多いようです。
今は日本に住んでいたミャンマー人(政治的に避難している方が多い)にとって帰国、ビジネスチャンスのようです。
さておき、ランチはつけ麺屋「こいのぼり」に案内していただきました。味は日本のおいしいつけ麺屋さんに匹敵する味で正直びっくりでした。
焼き豚はありませんがタケノコなどの具が入って3800チャット(税込みで400円ぐらい)
待ちに待ったミャンマーに到着しました。ヤンゴンの空港は新ターミナルになっていて、広く清潔感がありました。
公用旅券
青年海外協力隊、シニアボランティアも海外赴任時のパスポートは公用旅券になります。ボランティアとはいえ、国の代表であり公人という位置づけです。このようにプレッシャーをかけられる公用旅券ですが、いくつか良いことがあります。
1つは入国審査時に長蛇の列に並ばなくてもDiplomat用の審査ゲートがありほとんど並ばずに審査を受けられる点です。
他のメリットは実感した際に報告します。
空港から渋滞の市内に
空港には調整員の方が大型のバンを用意して待ってくれていましたが、市内から空港まで渋滞がなければ30分弱のルートを2時間かけて来てくださったそうです。戻りも時間が読めないので、トイレは必須で車に乗り込みました。
首を長くして待ったヤンゴンですが、地に足が付かないままですが何とか到着することができました。
渋滞の洗礼
渋滞のおかげでシェダゴンバゴダをじっくり見ました
JICAの移動は協力隊を含め、昔はかなり良かったようです。ビジネスクラスとまで言わなくても、普通航空運賃(割引が当然になった現在では存在自体知らない人もいるかも)だったので、預け入れの手荷物重量も50kgまでOKや、ビジネスクラスへのアップグレードも何げに多かったようです。
しかし、事業仕分けあたりから大幅なコストカットがはかられました。1国民からすると当然のコストカットかもしれませんが、いざ行く本人になると、これが意外に厳しい。
ビジネスクラスへのアップグレードやラウンジ使用ができないのは、当然いいんですが、預け入れ手荷物重量が30kg(航空会社によっては23kg)は引っ越しも兼ねた移動をする者にとっては厳しい重量です。
結果、スーツケースと段ボール1個で30kgギリギリ+7kgの機内持ち込み手荷物になりました。
実は7kgの持ち込みも、カバン自体が重かったり、PCがあったりするとほとんど何も持ち込めないので、内緒ですが、服は2重に着て、最後に着たカッパのポケットに2,3kgの電池や軽いPC関連の機器を詰め込んで、着ぶくれ以上の状態でチェックインしました。結局重めの本などの荷物はEMSで送った方が苦労vs重量がかなり低いことが分かりました。
最近の海外旅行はもっぱらLCCのため、チェックインの行列、機内の空腹、のどの渇きそして退屈に耐える旅行に慣れていましたが、タイ航空は一流キャリアと言うこともあり、チェックインも行列は短く、機内も何不自由することなく、バンコクまでの6時間半を過ごすことができました。
モニターも今はタッチパネルで使いやすかったです
機内食 LCCは別料金ですが、エアアジアでこれだけそろえると15ドルはくだらないですね。
軽食も美味。どうせならタイカレーが良かったんですがピザ一切れでした。
なんとバンコクヤンゴン間の1時間10分のフライトでもポテトチキンサラダが出ました。
※トイレの数も違うんですね
雇用保険受給期間延長
シニアボランティアでミャンマーに行くため、会社を退職したわけですが、一応帰国後のリスクヘッジも考えないといけません。
その1つに雇用保険がありますが、シニアボランティアや青年海外協力隊の任期は2年間なので、通常の雇用保険の制度は退職後1年以内での失業手当の支給になるため、帰国後手当を受給することができません。
そこで、そのような人のために受給期間延長制度が用意されています。
こちらを申請すると最大3年間失業手当の受給開始を延長できます。(受給期間は通常と変わりません)
また、この制度は海外赴任者向けだけのものではなく、病気の方も適用されます。
申請のためには離職票-1、離職票-2は通常と同じですが、受給期間延長申請書と当該理由が発生したことが分かるエビデンスが必要になります。シニアボランティアですと、JICAが発行する派遣証明書と出国したことが分かるよう、パスポートの出国スタンプになります。
実はパスポートの出国スタンプを如何に送るかと言うのが意外に難しいのです。ミャンマーのような途上国ですと、郵便に不安を感じますので、何とか空港から送りたいのですが、出国手続き後は郵便物を送ることができないのです。ただ、はがきだけは
はがきお預かりサービスたるものがあるようです。
しかし、パスポートのコピーははがきにはならないので、郵送できないことになります。
そこで、分かったのが、まさに救いの神でした。
羽田空港国際線ラウンジ
羽田空港国際線のクレジットカード向けラウンジは出国手続き後にあります。ラウンジは当然コーヒーやソフトドリンクでくつろげる場所ですがビジネス向けにコピー機が用意されています。案内にはFAXもあるはずでしたが、ありませんでした。それは郵便と同じ事情で撤去されたのかもしれません。
FAXがあれば郵送の不安は解消されたはずなのに、がっかりしていたところ、コピー機のメニューにスキャン(USBメモリ保存)と言うのがありました、これを利用できれば、妻に添付ファイルを送れば、自宅から郵送することが可能になります。
しかし、持参していたUSBが認識されず、それもあきらめ、カウンターのお姉さんに、「あのコピー機FAXできないんですよね?USBも認識しないしー」と愚痴をこぼしに行ったら、「USBお貸ししましょうか」とセキュリティ的にあり得ない回答がありましたが、迷わず「お願いします」と返答し貸出専用のUSBメモリーで念願のスキャン+妻へのメール送信が完了しました。
ペーパレス時代のまさに救いの紙
2016年1月28日 JICAボランティアの最終出発のミャンマー組がいよいよ出発となった。実はミャンマーのビザが他国に比べ1か月近く取得に時間がかかるということで、協力隊のだいたいの出発は1月上旬でしたが、ミャンマー派遣は1月末予定でした。航空券手配など問題なく進んでいましたが、そのビザも前述に全員分の取得が完了するという、綱渡り派遣でした。
セブ島に1日早く着いたため、1泊余分に宿泊しましたが、今日は入学前日のため、朝から1日フリーになりました。とはいえ、英語学校は2週間と超短期のため、時間を見つけて勉強しなければ、効果がないので、観光に行かず、1日勉強することにしました。
英語学校の周辺
どこで勉強するかが重要なんですが、部屋は蒸し暑くなんとなく勉強する雰囲気ではないので、周辺でいいところがないか探すことにしました。
セブ市内には港近くで低中間所得層が集まったダウンタウン、官庁があり交通の便が良く、観光客が集まるミッドタウン、高級住宅街などもあり裕福なフィリピン人や外国人が住んでいるアップタウンの3つの地域に分かれます。ダウンタウンはリアルフィリピンを感じられれるのでしょうが、治安の悪い地域も多いそうです。学校はアップタウンにありますので、治安は比較的良いので近場では歩いていけるのが良いです。 学校のそばには陸軍の敷地があり、自由に公園やグランドに入れるそうです(もちろん安全)。また、ショッピングセンターも徒歩7,8分のところにあり、比較的便利な場所ではありますが、ショッピングセンターは小さく、お店も10店舗あるかどうかでスーパーとマクドナルドを含めたカフェ以外使えそうにはないようです。ただ、ショッピングセンターまでにはちょっとしゃれたレストランや地元の食堂などもあるので、食べるのには困らなさそうです。
今日はマクドナルドで勉強しようと思いましたが、ショッピングセンターに行くまでの地元のパン屋がおいしそうだったので、その店にしました。
中学時代の復習
英語の勉強は今までかなり多くの時間を費やしてきましたが、結局たいして身につかなかったようなので、英語の勉強方法を見直しました。会話の基本の単語や文法を考えると、多くは中学時代の英語レベルがまず必要と考えました。中学時代の英語の成績はそこそこよかったのですが、あくまでテストだけが良かっただけで、英語力としては身についていないんじゃないかと思いました。そこで、中学生向けの英語の文法集(CD付)を買い、1センテンス毎に聞いくだけで、繰り返し発音できるか試してみたところ、中学3年生レベルで、半分ぐらいしか理解すらできていないことに気づきました。
そこで、このレベルでレベルの高い会話の学習を続けていたから、英語力が身についていないのかと思い、その文法集を聞くだけで繰り返し発音できるようになることを第一目標に設定しました。
カオスなKLIA2
元旦はクアラルンプール(KL)で過ごし、本日(2日)AirASIAでセブ島に参りました。10時40分出発にもかかわらずKLIA2(LCC用ターミナル)に8時に到着。LCCの欠点はやはりチェックインに時間がかかる(乗客数のわりにカウンターが少ない)ことが一番な気がします。特に今朝のKLIA2はカオスで、行列がカウンターごとにできていて、どこに並べばいいか未知の世界。迷っている間にも、みるみる行列は伸び、その中で最も進みが早そうなカウンターを直感で選び、並びました。
直感は正しく、何とか2時間前の8時40分にはチェックイン完了しましたが、疲れました。
しかも、出国審査も30分以上並び、搭乗ゲート近くに行ったのは1時間前でした。AirASIAは如何に荷物を預けないか、もしくは他国から経由してKLIA2のチェックインをしないかがポイントです。(今までは全てシンガポールからフライスルー(空港内乗り継ぎ)だったので、KLIA2カオスの経験がありませんでした)
セブ島到着と入寮
AirASIA AK0920は定刻14時40分より10分早く、Cebuのマクタン空港に着陸しました。入国シートはAirASIA内では渡されず、審査場の入口でもらいました。記載するテーブルに空きがなく、かなり雑になりましたが、ほとんど質問されることなく入国できました。飛行機に預けた荷物もすぐに受け取り、KLIA2で待ちまくった朝が嘘のような簡単な入国でした。
空港を出るとすぐ英語学校の迎えの運転手さんが待っていて、水とお菓子と寮の部屋の鍵が入った手さげ袋を渡され、車に乗り込みました。
フィリピンの車道は右側通行なので、外国に来た感があり、しかも日差しも街路樹もまさに南国です。なんか、KLに比べても南国への海外旅行感があります。
車で約30分で英会話学校に到着し、敷地内にある寮に入寮しました。部屋は1人、2人そして4人部屋がありますが、中年で相部屋はきつそうなので1人部屋を依頼しましたが、満室だったので2人部屋の1人使用(価格は1人部屋と同じ)で予約していました。
私の部屋は1ルームマンションに2段ベッドが1台あり、室内にシャワーとトイレはありますが、お湯は少なく、トイレットペーパーも自分で用意しないといけない、まさしく途上国のドミトリーでした。
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