任務の話はほとんどしていませんでしたが、私がICTTIで行っている任務は現在のところ主に4つあります。
- 就職前の学生のセキュリティ意識向上
- ISO9001の取得サポート
- システム開発プロジェクトのサポート
- 学生の離職率の調査と改善案の提案と推進
他にもやりたいことはありますが、各々が軌道に乗ってから広げていきたいと考えています。
※サポートと書いているのは、是非カウンターパートが主体的に進めていただきたいという意図ですが、まだまだ、私自身が種になってしまっているので、カウンターパートのモチベーション向上策も考えないといけません。
さて、今回は講師用のセキュリティ意識向上セミナーとネットワークコースの学生向けの講義と実習課題の説明を行いましたので、その状況をアップします。
ミャンマーに来てから、とにかく品質やセキュリティに関する意識がなく、それらの意識の高い学生を採用したいと言う、日系企業も少なくありませんので、特にネットワークコースの学生に対してはネットワーク上でのセキュリティ技術以上に意識づけが大事だと思い、講義と実習を行うことにしました。また、ネットワークコースの学生さんは企業のセキュリティ対策にも携わる可能性も高いので、彼らから一般社員を啓蒙してもらいたいという意図もあります。
先生方へのセキュリティ意識向上セミナー
学生に講義をする前に、是非、自分たちも「セキュリティ意識向上とはなんぞや」も知りたいとおっしゃっていただいたので、セミナーを行いました。学生の講義内容とは違い、日本の企業で行っているセキュリティ教育のような内容にしました。
以下のような感じです。
- なぜ、セキュリティ対策が必要なのか
- 守るべき情報資産とな何なのか
- 日本で起こったセキュリティ犯罪と事故の事例紹介
- セキュリティ犯罪や事故を起こさないために、社員がとるべき対策
1時間半の予定が2時間弱になりましたが、皆さん集中して聞いてくださいました。やはり、英語力が不十分なために、資料の準備とセミナーで話す練習に時間を多く費やしましたので、彼らにセキュリティ意識向上を求めるだけではなく、自分自身の英語力向上も急務と感じました。