サマルカンドを2泊3日の短期間であるが満喫したのち、ポーランドのワルシャワに向かう日がやってきた。ワルシャワはこの旅の最終目的地(2つ目だけど)だ。サマルカンドからワルシャワに行くためには、時間があればモスクワまで列車で行き、さらに列車に乗り換えて行ける。今回は日数がないので、飛行機(アエロフロート)で行くことにした。
30年ぶりのソ連アエロフロート
僕が初めて海外で飛行機に乗ったのは、モスクワ―サマルカンド間だ。当時はソ連で、機種も軍用機のようでえらい細い機体だった。座席のリクライニングは壊れ(前に倒れる)、シートベルトも壊れ、さらにデカいシェパードが2匹のってきたり、蠅もとんでいるほどひどいものだった。今回も、サマルカンドからモスクワにアエロフロートで行けるのは感慨深いけど、今は国際線と言うのが、時代の変化を感じた。
レギスタン広場から空港まで
飛行機の出発は朝6時台。空港には4時半にはついておきたい。早朝というか夜中なので、タクシーがあるか心配なので、前日は空港まで歩いて行けるホテルに泊まることにした。街から空港までは、バスで行けるが、空港に最も近いバス停から空港まで3~400mぐらい歩くことになる。空港に行くバスの番号は51、29など何種類かあったが路線図はすぐに手に入らなかったので、街を散策中に、方角的に空港に行きそうなバスの車掌さんに聞いて、確かめておいた。バス代は2000ソムで30円ちょい。前日の夜にレギスタン広場に別れを告げ、串焼きも食べ、最終バスのちょっと前(19時半ごろ)のバスに乗って空港側のホテルに向かった。
ホテルは共同シャワー、トイレで15ドルくらい。ちょうど残ったソムで支払えたけど、両替が面倒なサマルカンドでは、最終日のホテルの支払いを考え、結構節約していた。せめて安ホテルでもクレジットカードを使えるようにしてもらいたいいものだ。
小さな空港
アイキャッチ画像ではそれなりのサイズの空港に見えるが、サマルカンド空港は小さな空港だ。観光業が栄えているとはいえ、世界的に超有名でもないし、首都でもないのでそんなに飛行機の本数も多くないのだろう。国際線はロシア、トルコぐらいで、日本からの直行便もないし、首都のタシケントまでも今は直行便はないようだ。日本からくる場合はアシアナ航空か大韓航空でタシケントまで来て、国内線に乗り換えるかモスクワなど一部ロシアの都市かトルコ経由など遠回りするしかない。
空港には2時間前ぐらいに到着し、厳重なセキュリティチェックを受け、入場し何となく不安なチェックインを済まして、狭いセキュリティエリアで時間をつぶした。チェックインが不安だったのはモスクワ経由でワルシャワに行くことが上手く伝わらず(チケット見ればわかるはずなのに)、何回も他の係員に確認しながら対応していたからだ。まあ、ただでさえ個人の日本人は珍しく、さらにワルシャワに行く人はレアだったんだろう。
これで、旅の最初で最高の目的地サマルカンドともおさらばすることになった。次回は家族で来るのか?それとも良い思い出のまま来ないのか分からないが、なんとなくもう一度来るような気がしてならなかった。
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