トルガルト峠越えで時間がかかり、ソンクル湖に行けたこともあって、イシル・クル湖へ立ち寄らなくていいって思ってたが、やっぱり世界2位の透明の湖、神秘の湖は外せなかった。1時間で良いから寄ろうとドライバーさんにお願いした。ただ、イシル・クル湖の見どころはチョルポン=アタや天山山脈の登山の基地にもなるカラコルが有名であるが、そこまで行くと1日がかりなので、諦めた。
とにかく天山山脈をバックにした湖を見たいということと、当時中にビシュケクに着きたいということもあり、湖の西端のバルクチに立ち寄った。
バルクチはキルギスの第4の都市とドライバーさんから聞いたので、湖だけではなく街も散策したかったが、特に人口が密集しているわけではなく、田舎町のイメージしかない。一番大きいバザールも写真のような感じである。
肝心のイシル・クル湖は天気が良すぎて、山の景色がかすんで見えたが、水も綺麗し、人は誰もいなかったので、のんびり湖畔を楽しむことができた。
世界2位の透明度については、写真のような浜を見ても分からないかも知れないが、確かに水は綺麗だ。ただ、世界一のバイカル湖と比べると、バイカル湖は水を飲みたくなったが、イシルクル湖はただ綺麗と思っただけだった。湖の場所や水温にもよるが水への魅力はそんなに感じなかった。
とは言え、のんびりと湖越しに天山山脈望む景色にはうっとりし、1時間以上たたずんでしまった。夕焼けや朝焼けもきれいと聞いて、やっぱり1泊したくなったが、ビシュケクでタシケント行きのバスの切符を早く取りたかったので、諦めてビシュケクに向かうことにした。
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