レギスタン広場はウルグベク・メドレセ、シェルドルメ・ドレセ、ティラカリ・メドレセの3つのメドレセからなる広場でチンギスハンの襲来以降、サマルカンドの商業の中心で、公共の広場にもなっていた。メドレセはイスラム教の教義を研究,教授する学院でモスクとは異なるが、素晴らしいイスラム建築だ。ソ連時代に改修されたというのが意外だったが、外からよりも屋内の天井の黄金のモザイクは一生に一度は味わってもらいたい感動だと思う。僕はその感動をもう一回味わいたくて、今回の旅のハイライトと位置づけ、天山山脈を越えてやってきた。
入場は外国人は4万ソムで600円ぐらい。ウズベキスタン人は数十円、隣国は100円ぐらいだった。1日何回も出入りできるとの情報があったが、1回キリと言うことだったので、騙されるとこだった。
外側からの景観は壮観であるが、裏側は学院らしく小さな部屋に区切られている。中に入ると土レンガの作りで歴史を感じさせてくれる。ただ、30年前と違って、お土産物屋が連立しているのは興ざめ。そのなかでも、カフェは何となく雰囲気にあっている気がするので許せるレベル。
メドレセのすばらしさはやはり、内側のタイル細工にある。特にウルグベク・メドレセは宇宙を感じてしまう荘厳さだ。今回の旅の目的は、その宇宙を感じた感動をもう一度味わいたい気持ちを常に持ち続けていたからだ。今回も期待通り、30年前と変わらず、いやそれ以上の感動を味わうことができた。
レギスタン広場は、夜のライトアップも壮観で、ライトアップショーもある。余談ではあるが、到着した初日に19歳のウズベキスタン人の女の子に声を掛けてもらって、ライトアップショーを一緒に見ようって誘われたけど、眠くて断ってしまった。残念ながらその翌日から2晩は雨で、結局ライトアップショーは中止になってしまった。
レギスタン広場では男女問わず大学生風の青年に声をかけてもらうことが何回かあった。19歳の女の子は観光の勉強をしていて、ウズベキスタン語はもちろん、英語、ロシア語、中国語、ドイツ語、イタリア語を話せて、実習で人と話さないといけないらしい。
30年前からウズベキスタン人は外国人に親切に声をかけてくれるイメージがあり、その子も、客引きや詐欺ではなさそうで純粋さを感じた。
残念だったのは中国人ですか?って声をかけられることが多かったこと、彼女たちは中国語を勉強している子だそうだ。日本語を勉強している子がいなかったのは寂しいって感じてしまった。
宿が徒歩5分と近いこともあり、2泊3日のほとんどをレギスタン広場にいたけど、飽きることなく帰る間際まで、見とれてしまっていた。
→ サマルカンド空港へ
← サマルカンド散策へ戻る ウズベキスタングルメへ戻る
← 平成最後のシルクロード紀行(ウズベキスタン編)TOPへ